この記事では、COMSAのプラットフォームを利用して行われる予定の新規ICO案件『CMJ』について、その概略を紹介しています。
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ICOとCOMSAとは
CMJの話に入る前に、そもそも「ICOとCOMSAってなに?」という方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に紹介しておきます。
ICOというのは、「Initial Coin Offering」の略で、電子トークンを新しく発行して、それを買ってもらうことでお金を集める資金調達方法です。厳密には違いますが、株式の発行・販売とだいたい同じと考えてもらえば、理解しやすいと思います。
そして、COMSA(コムサ)というのは、ICOに必要なブロックチェーン技術や、トークンの発行・販売、取引所Zaifでの上場に関わる諸手続きなど、ICOを最初から最後までサポートするサービスです。
ひとまず、『COMSAを使うと簡単にICOができる』程度の認識で大丈夫です。詳しくは、別の記事で紹介していますので、そちらをご覧になってみてください。
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ICO案件『CMJ』とは
ICO案件『CMJ』とは、株式会社クリプトマイニングジャパン(以下CMJ社)が、仮想通貨の採掘(マイニング)事業を拡大するため、テックビューロ社のCOMSAを利用して行うICO(資金調達)のことです。Crypto Mining Japanの頭文字をとって、『CMJ』となります。
CMJ社は、大分に本拠地を置く会社で、設立は2017年8月29日と非常に若い会社です。
名前のとおり、仮想通貨のマイニングの関するサービスを提供していて、効率の高いマイニング機材とノウハウを組み合わせることで、国際的な競争力(ほぼ対中国勢)を有したマイニング関連事業を開始し、同時にビットコインネットワークの安定化にも貢献することをミッションとしているようです。
CMJの最大のウリは、コンテナの中にマイニングに必要な機材を詰め込むという独自の戦略を取っている点です。輸送用のコンテナの中に、マイニング用の機器などを高密度で詰めこむことで高い採掘効率と運びやすさを実現しています。
運びやすい&設置しやすい設計となっていて、コンテナを設置して電源を供給するだけでマイニングが開始できるので、マイニング工場を作るよりも簡単にマイニングを開始できます。また、マイニング工場と違って、コンテナの数を増やすだけで規模を大きくできるので、拡大しやすさもメリットとなっています。
コンテナを利用した場合に問題となりそうな、採掘機器ASICの発熱については、コンテナの側面に強力なファン、遮熱塗料、断熱材、強力な冷房を備えるなどして対策を取っているようです。コンテナ上にLooopの太陽光発電施設を設置することにより、面積あたりにおける防熱と発電、マイニングの採算性が高まる見込みです。
CMJは、ICOで資金調達したあとは、このマイニングコンテナ以外にも、マイニングコンテナを活用したクラウドマイニングサービスやマイニングプール(複数のマイナーが協力して採掘する方法)も提供する予定となっています。
CMJ社は、COMSAでICOを行うだけでなく、テックビューロと株式会社Looopの3社で、協力してマイニング事業に取り組むことも発表しています。
取引所はテックビューロ、電力供給はLooop、仮想通貨マイニングはCMJ、というように、それぞれで培ったノウハウを合わせることで、中国などの大手マイニング業者に対抗していこうとしています。
ICO予定日は、2017年12月もしくは2018年1月と発表されていましたが、COMSAでのICOはドタバタが続いていますので、時期は延びる可能性があります。
まとめ
以上、CMJのICOについて紹介しました。
2017年12月初頭の時点では、CMJのICOについての詳細は発表されておらず、ICOは2018年に持ち越しとなりそうです。
プロジェクトの概要だけ聞くと、非常に魅力的に聞こえますが、CMJ社は今のところ実績に乏しく、企業サイトを見ても作りかけといった印象がぬぐえません。現在のところ、目標の実現可能性は高いとは言いづらい状況ですが、まだ若い会社ですので、期待を込めて、これからの成長を見守っていく必要があります。
2017年はICOがブームとなっていますが、ICOに参加する場合も、事業の成功する可能性をしっかり見極めて参加するようにしてください。
ICOに参加するためには、COMSAを提供している取引所Zaif(ザイフ)に登録して、本人確認を済ませておく必要があります。ICOへの参加を考えていらっしゃる方は、早めにZaifの口座を取得して、入金していつでも購入できるように準備しておきましょう。直前になって申し込むと、登録が間に合わない恐れがあります。
ザイフの口座開設方法は以下の記事で紹介しています。
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