アフィリエイトのやり方講座では、「アフィリエイトでお金を稼ぐことに興味をもっている」、もしくは「稼ぐ準備を始めている」初心者に向けて、基礎的なやり方を紹介しています。
前回まででアフィリエイトの一連の流れを説明し終えました。ここから先は、ひたすら記事を増やしていくことになります。
SEO対策とは
おさらいですが、SEOはSerach Engine Optimizationの略で、「検索エンジン最適化」を意味します。
『ググる』でおなじみ、Googleで検索するときに使うアレが、検索エンジンです。正確にいうとその裏で働いているプログラムです。検索エンジンは、Google検索、yahoo検索、Bing検索などいくつかあります。
SEO対策というと、「最適化対策」となってしまうので、日本語としてはおかしくはなりますが、これで浸透しているのでSEO対策としておきましょう。
アクセス数を集めるためには、検索エンジン(Google・Yahoo)の検索結果で、1〜10位までには入ってくる必要があります。
例えば「アフィリエイト」という言葉をGoogleで調べたとしましょう。
そうするとまず目に入ってくるのが1〜10位にある記事なので、まずはここにある記事に目を通すのが普通です。少しひねくれた人などはあえて1位は見ないという人もいますが、基本的には1〜3位ぐらいを見て答えを探す人が大半です。
まして、検索結果の2ページ目まで確認する人は少数です。答えが見つからなかった場合か、参考資料を探している場合ぐらいでしょう。
このように基本的には検索結果の1ページ目しか確認されないので、検索エンジンの1ページ目に表示できるように工夫しないといけないのです。
この検索エンジンに上位表示するための工夫がSEO対策です。
SEO対策は、ホワイトハットSEOとブラックハットSEOという2種類に分類されています。
名前のとおり、王道なのが「ホワイトハットSEO」、邪道なのが「ブラックハットSEO」となります。以下、その2つの違いを見ていきましょう。
ホワイトハットSEOとは
ホワイトハットSEOは、名前のイメージどおり、真っ当な工夫・努力でサイトの評価を上げていく方法です。
前の講座でも触れましたが、Googleのポリシーに合ったユーザー重視のコンテンツを作っていくことが1番で、具体的には以下の項目を満たすコンテンツを作っていきます。
- 情報量の多いコンテンツを作る
- 情報を網羅しているサイトを作る
- ユーザーが巡回しやすいサイトデザインにする
- サイトの表示速度を上げる
- タイトルタグを適切につける
- わかりやすいイラストや画像を入れる
このようなコンテンツを作っていると、良質なコンテンツと評価され、検索順位が上昇していきます。これがいわゆるコンテンツSEOです。
Googleの検索エンジンのレベルが低かった時代は、コンテンツのレベルが低くてもサイトを上位に表示させる手段がいくつもありました。しかし、検索エンジンは年々高性能になっており、コンテンツを評価する精度がドンドン高くなっています。
今も裏ワザ的な方法がありますが、それもあと何年通用するかわからず、そのうちペナルティーとしてサイト評価がガタ落ちする可能性もあります。
Googleは検索結果をより良いものにできるように日々努力をしており、ユーザーに役に立つ“良質な記事”を上位表示させるようになっています。
なので良質な記事を書けば書くほど、Googleで上位表示される確率は高まります。これを「コンテンツSEO」と言ったりします。
極論titleタグやmetaタグといったSEO対策は、コンテンツを見やすくするための手段のひとつにすぎません。
一番重要なのは、コンテンツの量と質を両立したウェブサイトを作っていくことだということを、覚えておいてください。
小手先の対策はあまり効果がなく、良質な記事を根気よく投稿し続けて、検索エンジンに上位表示していくことがもっとも結果的に一番効果が高い手段です。
ブラックハットSEOとは
ブラックハットSEOは、グーグルのポリシーに反した方法でサイトの評価を高めようというものです。グーグルの検索エンジンの進化にともない、多くの方法が通用しなくなっています。
現在行われているものとしては、手法自体はいくつかありますが、やっていることはどれも同じ。「評価を上げたいサイトに対してリンクを貼る」
この一点に尽きます。
リンクの貼り方は色々ありますが、主なものは以下3点です。
- サテライトサイト(副サイト)を作ってそこからメインサイトにリンクを貼る
- リンクを貼ってもらう(有料サロンなどから)
- 中古ドメインを買ってそちらのリンクを流す
このサイトでは、将来ペナルティーを受ける可能性のあるブラックハットSEOはオススメせず、ホワイトハットSEO(コンテンツSEO)についてだけ解説していきます。
SEO対策にはいろいろ手法がありますが、その中でも「キーワード」は一番意識してもらいたいポイントです。
例えば「アフィリエイトとは」というキーワードで検索をかけたとすると、「アフィリエイトとは」がタイトルもしくは文中に含まれていると、関連性の高い記事としてGoogleに上位表示されやすくなっています。
なので、ターゲットとするユーザーがどのようなキーワードでGoogle検索をかけてくるのかを意識して、記事を書いていくことが大切です。
コンテンツSEOを進めよう
コンテンツSEOで効果的な手段は、コンテンツの質と量を増やしていく、ただこれだけです。質を高める話はひとまずおいておいて、量を増やしていくときに注意すべき点を説明します。
コンテンツSEOを進めていく上で理解しておく必要があるのは、以下の項目です。
- ビッグキーワードとロングテールキーワード
- ロングテールSEO
- 基幹記事と補足記事
ビッグキーワードとロングテールキーワードとは
ビッグキーワードは、「検索数が多いキーワード」のことです。検索数が多いため、誰もが上位表示を狙っており、上位表示が難しいキーワードとなります。
具体的には、「アフィリエイト」や「クレジットカード」など、1ワードでの検索のことを指します。
ロングテールキーワードは、ビッグキーワード以外のミドルキーワードとスモールキーワードのことと考えてもらえばいいでしょう。そもそもの需要が少ないワードや、複数ワードでの検索がそれに当たります。
「アフィリエイト はてなブログ」や「アフィリエイト やり方 本」などの2〜3ワードでの検索がそれに当たります。
ロングテールキーワードは元々オンラインショッピングの世界から生まれた言葉で、小さな売り上げもトータルするとバカにならない売上になるというものです。
検索にも同様のことが言え、検索数が少ないワードであっても、トータルすれば、ビッグキーワードと同程度の検索数になります。
どれぐらいの検索数だとビッグキーワードに該当するかというと、大まかな目安としては、下のような感じです。
キーワード | 検索ボリューム |
ビッグキーワード | 1,000〜 |
ミドルキーワード | 100〜1,000 |
スモールキーワード | 10〜100 |
ビッグキーワードは、検索数が数千〜数十万のワードを指すことに対し、ロングテールは検索数が数十〜数百程度のものを指します。
大手のサイトであっても、数十〜数百程度の検索数のワードに対応することはできませんので、初心者でも上位表示が可能なのです。
ロングテールSEO対策はどのようにおこなう?
ロングテールSEOとは、ロングテールキーワードで上位表示をさせてサイトの評価を高める戦略です。
まずは競合の少ないロングテールから上位表示させて集客し、サイト評価を高めていきます。
サイト開設直後では、ビッグキーワードでの上位表示はまず狙えず、100位以内に入ることも至難の技です。それに対し、ロングテールキーワードであれば、1ページ目に表示させることはそれほど難しいことではありません。
この2つであれば、ロングテールキーワードで1ページ目に表示された方がアクセスが多くなります。
そのような1ページ目に表示されるキーワードでアクセスを集めていると、このサイトは読者が記事を長く読んでいると評価され、サイト自体の評価が少し上がります。
ロングテールキーワードの記事を増やす→サイトの評価が上がる、というのを繰り返していくことで徐々にサイトの評価が高まります。
最終的にはビッグキーワードを勝ち取らないと、アクセスも収入も十分なものにならないので、ビッグキーワードを狙える記事を準備することも大事です。
しかし、同レベルの記事であってもサイトの評価が負けていると上位表示はされない仕組みになっています。
そこでまずはロングテール(スモール〜ミドルキーワード)を拾える記事を多めに書いて、確実にアクセスを稼ぎ、サイト評価を着実に上げていきましょう。
例えば「アフィリエイト 始め方」みたいな記事はみんなが書くので、このキーワードで勝負してもまず勝てません。
ですので、狙うのであれば3語以上を組み合わせたキーワードを狙っていくべきです。
「アフィリエイト 主婦 始め方」というキーワードであれば、先ほどに比べて上位表示はしやすくなります。
主婦の方に限定している分、検索する人もかなり少なくなりますが、こういったキーワードからの小さなアクセスを拾っていくことで、サイトの評価が高まったり、被リンクをもらえたりして、アクセスが増えていくのです。
以上のような理由から、ロングテールSEO対策では、基本的にはコンテンツを増やすことに集中していけばOKなのです。
基幹記事と補足記事
以上のことを踏まえたうえで、基幹記事と補足記事という役割を意識しましょう。
ビッグキーワードを上位表示するのは難しいということを解説しましたが、
ビッグキーワードで上位表示を狙う記事というのは情報量がどうしても多くなりますが、全てのキーワードについて説明すると、1万文字あっても説明しきることはできません。
稀に、3万文字以上の記事などもありますが、ユーザーにとって利便性が高いとはいえません。そのようなときに重要になってくるのが、補足記事で説明を補うという方法です。
基幹記事では、検索意図を満たすために、広い範囲の情報について浅く触れておき、網羅性を高めます。そして、補足記事で各項目の深い情報を補っていきます。
こうすることで、一つの記事の文字数は抑えつつ、ユーザーに利便性を提供できます。
「1つの記事に情報が有利ではないか?」という疑問がわくかと思いますが、内部リンクできちんと紹介し合っていれば、Googleからは、一つの関連記事のように扱ってもらえるので、不利になることはありません。
ここでも、「優先すべきなのはユーザーの利便性である」ということを今一度思い出してください。
まずはミドルワードを攻略しよう
- 1記事=1キーワードで記事を書く
- 記事数を増やす
- 売らない記事もしっかり書く
1記事=1キーワードで記事を書く
ミドルワードは、複合語での検索結果となりますので、キーワード選定方法などで解説した方法を用いて、キーワードを選定し、それぞれについて記事を書いていきましょう。
このときに注意すべきなのは、1つの記事で1つのキーワードの上位表示を目指すということです。複数のキーワードでの上位表示を狙ってはいけません。
ミドルワードといえどもライバルはいるわけで、そのキーワードについて特化した内容にしないと、内容が薄くなり競合には勝てません。
1つのキーワードについて掘り下げて書くことで、そのキーワードでの上位表示を勝ち取りにいきます。
記事数を増やす
記事数も増やしていきましょう。
とにかくコンテンツ量を増やすほど、多くのロングテールを獲得することができます。1記事がロングテールで拾える量は知れていますが、塵も積もれば山となる方式で、10記事、50記事、100記事と積み重ねれば大きなアクセス数となってきます。
そうやって記事量を増やしていけば全体的なアクセス数が増えてくるのでサイト評価が高まってきます。
また、記事数の多いサイト、更新頻度の高いサイトの方が、Googleの評価が高くなるという特徴もあるので、記事数は多いに越したことはありません。
30記事くらい書いていれば、各種ASPやグーグルアドセンスの審査にも通りますし、1〜2ヶ月で検索エンジンが自分のサイトの存在を認めてくれて、ニッチなキーワードであれば検索結果に表示されるでしょう。
30記事ではまだまだアクセスの流入量は少なすぎるので、1年目の目標は最低100記事を目指して記事を作り、流入を増やしたいところです。
ただ、コンテンツを増やせば検索量が増えるといえども、記事数ばかりを追って、駄文ばかりを増やしても仕方ありません。
毎回毎回「もっといい記事を書くにはどうすればいいのか?」という改善意識をもって記事を書かなければ成長はなく、低品質な100記事が出来上がってしまう可能性もあります。
記事数はあくまでも目安です。ユーザーの役に立つ高品質な記事を書くことを最重視して記事を書いていくようにしてください。
売らない記事もしっかり書く
アクセス増加や被リンクを集めるといった目的でも、「売らない記事」もしっかり書くことが大切です。
商品を売る記事などは競合がかなり強いので、最初は上位表示できませんし、どんなに良い記事を書いても見てくれないことはザラにあります。
しかし、商品を売らない記事というのは、競合がどちらかといえば弱い傾向があり、割と簡単に上位表示ができます。
そうするとアクセスを呼んでくることができるので、サイトの評価は高まっていきます。
このようにしてサイトを育てていけば、ビッグワードでの上位表示につながり、月100万円以上稼ぐことも夢ではなくなります。
この3つを行っているとドメインパワーが日に日に付いてきますので、次第にミドルワードでの上位表示ができるようになります。
ミドルワードで上位表示ができれば非常に多くのアクセス数を稼ぐことができるので、アフィリエイトの収入は大きく伸びます。
上位表示できたキーワードによっては、月1万円くらいなら軽く越えられるはずです。
ミドルワードの上位表示でアクセス数が増えるということは、さらにサイト評価(ドメインパワー)が高まるということです。
サイトの評価というのはアクセス数が多いほど高くなる傾向があります。1日100PV集めるサイトよりも、1日1000PV集めるサイトの方が記事が上位表示されやすくなる傾向があります。
したがって、ロングテールを拾って少しでも検索エンジンから流入を誘っていると、サイトの評価は高まってきます。
上位表示できる記事が増えてくると、さらにサイト評価が高まっていくという好循環です。
そうしているうちに、だんだんロングテールだけではなくミドルワードまで狙えるようになってくるのです。
ビッグキーワードで底上げをする
こうしたロングテールのコンテンツをたくさん作成することで、ビッグキーワード編成のトップページや、サイト全体の価値を高めることもできます。
SEOでは「wikipedia要因」と呼ばれる現象があります。
これはウィキペディアの各ページが、バックリンクをまったく得ていないにもかかわらず、検索エンジンで上位表示されることが由来してつけられた現象名です。
ここで重要になるのは、各々のページは独立しておらず、そのドメイン全体での良質なバックリンク、良質なコンテンツの総量によって、各ページが上位表示へと底上げされている、ということです。
リンクポピュラリティー(被リンク総数による人気)は、サイト全体のページ同士で相互に依存しあって成立している節があります。
ですので、クオリティーの高いページをたくさん作ることで、単体のビッグワード検索(特にトップページ)でも、どんどん上位表示でひっかかるようになる可能性があります。
SNSでの記事流入も狙おう
FacebookやTwitterといったSNSが浸透した2010年後半からは、SNS経由でのアクセスというのが多くなっています。
炎上というリスクもありますが、うまく使うことで、アクセス数のアップが狙えますし、さらには、被リンクを集めることも可能です。
とくにTwitterを利用しているブロガー&アフィリエイターは多く、うまく露出を高めれば膨大なアクセス数を稼ぐことができますし、被リンクも付けてもらえるので、サイトの評価が伸びるのが速い傾向があります。
なのでサイトで出来る限り早く成果を出したい人は、サイト公開は十分に検討の余地がある選択です。
しかしながら、勢いをつけることと引き換えに、炎上などのリスクもつきまといます。どうしても安定的にいきたい人にはサイト公開はおすすめしません。
「リスクを受け入れてアクセスを一刻も早く稼ぎたい!」、「SEOだけに頼るのは危険だからリスクを分散させたい!」という方は、TwitterなどのSNSでサイト公開をしてみましょう。
記事の文字数はどれぐらいにするべきか?
1記事あたりの文字数は2,000〜3,000文字くらいは欲しいところです。
長文が必ずしも良いとは限りませんが、現在のSEOでは長文で網羅的に書かれている記事の方が高評価を得られる可能性が高いのです。
このサイトでミドルワードで上位表示できている記事の文字量は基本的に4,000〜5,000文字くらいです。
やはりそれくらい網羅的に情報を載せないと競合の多いキーワードでは上位表示することは難しい傾向はあると感じます。
ただキーワードによっては文字数が少なくても上位表示ができるものもあります。短い記事=低品質という認識がされるわけでは必ずしもありません。
とはいっても、現段階ではGoogleは網羅性を重視していると言えます。なので競合の強いキーワードで上位を狙いたいなら文字数の多めで情報豊富なら記事に仕上げることをおすすめします。
アクセス数増加&被リンク効果でドメインパワーを高めていきたいなら、とにかく人に役立つ良質な記事を書き続けることです。
つまりは「この記事凄いからみんなも見て欲しい!」といわれる記事を目指して、一記事一記事作りこんでいけばいいのです。最初から良記事を書くのは簡単ではありませんが、30記事、50記事、100記事と積み重ねていくと、どんどんライティングスキルが上がってきて、自然と良い記事が書けるようになっていきます。
数をこなすことで確実にスキルは磨かれていきますので、すぐに成果が出ないからといって諦めずに取り組んでください。
まとめ
以上、SEO対策を進めてサイトの評価を高めることについて紹介しました。
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